2017.01.18

カジュアルゲームアプリ「米侍」配信開始記念!開発者インタビュー

米侍こめざむらい   というカジュアルゲームアプリの配信を開始致しましたので、開発者へのインタビューとともに、紹介したいと思います。

上から降ってくる矢獣やじゅうを侍が切る、というシンプルなゲームです。

まずはアプリ紹介動画をご覧ください。

 

今回は研究開発ということで、ネイティブディビジョンのiOSエンジニア約3名ほどで開発を行ったようです。

さっそく開発に携わった米侍制作委員会の なんとかヒロユキさん、山なんとかさん、クロなんとかさんにインタビューしたいと思います。(なぜか表記が3名なのに4名にインタビューしています…)

 

 サービス系エンジニアがカジュアルゲームを作った理由

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左:企画書や初期イメージ、右:プレイ画面

皆さんは普段、ゲームではなくサービス向けの開発をメインとして様々なアプリの開発を行っていますが、「米侍」を作成することになった経緯を教えてください。

クロなんとか今回はiPhone、Android両対応のフレームワークの「CoronaSDK」を使用する研究開発及び普段サービス系の開発では使わないアルゴリズムの勉強を兼ねて「カジュアルゲーム」を作成しようということになりました。

 通常、トライフォートのサービス系のアプリ開発ではiOSとAndroidそれぞれのエンジニアがいて、一つのサービスをそれぞれのエンジニアが開発しているのでこれまでとは全く違う開発手法となりました。(今回開発に携わったメンバーは全員iOSエンジニアです。)

 また、アプリ企画、デザインから申請、動画、スクリーンショットの作成までをエンジニア主導で行いながら社風である「もの作り」の原点を意識してもらいました。

 

企画からフォント作成まで、拘りをもって挑戦したモノづくりの苦労

―ここに苦労した、というところはありますか?

なんとかヒロユキそもそも「企画」や「米侍」というゲームタイトル、敵の名前を「矢獣(やじゅう)」にする、その他ゲーム性、ルールなど全てを自分たちで考える必要があり、メンバーにダメ出しをされながらなので、そこが一番難儀しました。開発後半になってきた時は、どの段(米侍は初段から始まって昇段試験を受けるというシステム)で、矢獣の向かって来る速度や数を決めるレベルデザインを考えるのが難しかったです。

 カジュアルゲームなので、難し過ぎても簡単すぎてもいけない。ちょうどいいバランスを考えるのに苦労しました。

山なんとか:新しいプラットフォームと言語に挑戦したので、コーディング規約や言語仕様を把握すること、開発環境を整えることから始めたので、色々戸惑った部分がありました。

 また今まではバナー広告を入れたプロジェクト(アイライン等)はあったのですが動画広告を入れるのが初めてかつ、ゲームに結びつける(米侍では動画広告を見ると最初に爆弾を1発持ったままゲーム開始できる)という企画の部分でも頭を悩ませました。

なんとかヒロユキ:iOSエンジニアの集団なので、Androidの実機を使ったデバッグの方法やアプリ申請までの流れという基礎部分が全く分からず社内のAndroidエンジニアにヒアリングしたりというのもありましたが、普段あまり意識しないAndroid開発にも少し触れた感覚になりためになりました。

 それに加えて普段サービス系のアプリを開発しているので「ゲーム」と「サービス」のプログラミングは考え方が全く違うというのも新鮮でした。(サービス系のアプリで「当たり判定」なんて使う事がないので)

 

―こだわった点を教えてください。

クロなんとか勢いで決まった「純和風」+「米」という視点で演出を色々考えるのが面倒でした。「屏風」や「巻物」っぽくしたり、設定画面で「提灯」を使ったり、戻るボタンを「おにぎり」にしたり、SEやBGMも結構無駄な所にこだわりました。

 あと、手書きfontが増えていくのが凄く辛かったです。何度も筆ペンを持ち直して「もう、これで作らなくていいや!」ってfontを作成してはアップデートするというのが心が折れかけました。

 また、世界的に見てもエンジニアの文化として「実名を出さないハンドル」の文化が根強く、メンバーに約2名「ひろゆき」という名前の人と「山」から始まる人が2名いて、1名は「山」も「ひろゆき」も付いているので、クレジット表記でその辺りの「エンジニアっぽい文化」もちょっとだけ意識しました。

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クロなんとかさんが一つ一つ手書きしたオリジナルフォント

 なんとかヒロユキ:昇段試験の「出あえ〜出あえ〜」の文言やTOPや奥義中に「桜の花びらが舞う」という演出も無駄に?付けました。

 また、先ほども述べましたが、矢獣たちの動きにもこだわりました。デザイン的にはただの矢印ですが上から落ちてくるだけでは、無機質過ぎるので、足を付けて生物的な印象を持たせ、ちょこまかとラブリーでキュートな動きにしました。

 あの動きの裏には、怒りと情けなさが隠れていて・・・(長くなりそうなので省略)

ーたっ、たしかに、ちょこまか動いていてかわいいと思いました!

 

海外を意識した作品作り

―冒頭のアプリ紹介動画で The Rice Samurai と英語表記がありますが、まさか?

山なんとか:そうです。今回はカジュアルなゲームアプリでローカライズにもチャレンジできました、最初は説明も少な…かったのですが、途中で「任務一覧」や「名刀辞典」など説明が大量になったので日本語のニュアンスを出す為に色々苦労しました。

 もちろん、日本以外の地域のApple store及びGoogle play storeでも配信しています。(日本以外では英語表記)

 ゲームのテーマも「サムライ」「コメ」「カタナ」「ハラキリ(切腹)」と、海外からのベタな日本のイメージを掛け合わせ、海外の方にプレイしてもらうことを意識しています。

 

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左が日本語、右が英語のTOP画面

「ぶった斬る」の英訳が「CUTTING」なところがシュール

 

Corona SDKを使いスピード感のある開発を実感

―技術的な事ですがCorona SDKを使った感想を聞かせてもらえますか?

なんとかヒロユキトライフォートでは以前に2Dゲームの開発のフレームワークとしてCocos2D-X(C++)を使ったものがありましたが、Corona SDK(Lua)はCocos2D-Xとは違いエミュレーターがありプログラムの修正が即時に反映されたり、言語の学習コストが低くOSをあまり意識せずに開発が行えたのでスピード感のある開発(開発陣の空いた時間を使い企画から実装完了まで約2ヶ月程度)ができたのではないかと思います。

 ただ、純粋なオブジェクティブ指向の言語ではなかったりコンパイル言語ではなくスクリプト言語なので、開発途中で変数を定義したり記載する場所や、設計をしっかりやっておけばよかったなという部分もありました。

 

幻の技「御降召剣」(おこめけん)などユニークな技や刀が登場

―プレイしてみて、3段までしか進めないのですがコツはありますか?

山なんとか:とにかく、コンボをつなげることが段位をあげる要素になります。1回でもミスったら免許皆伝は難しいと思ってください。

―幻の技「御降召剣(おこめけん)」を使ってみたいのですがどうしたらよいのでしょう?

なんとかヒロユキそんな技あったかどうか開発陣は知らないのですが、アプリDLページの紹介文や冒頭に載せているアプリ紹介動画をよく見るといい事があるかもしれないです。

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 任務一覧、名刀辞典、昇段試験の画面写真

 

 幻の技「御降召剣(おこめけん)」発動の秘密は聞き出せませんでしたが、米侍にはプレイしていると、なかなか意地になって繰り返してしまう中毒性を感じます。

 段位をあげるだけでなく、任務をこなしたり刀を集める(最近流行りの刀…!)という要素もあるので、色々な楽しみ方で、ぜひ遊んでみてください。

 

アプリのダウンロードはコチラから 

米侍 iOS版ダウンロード

米侍 Android版ダウンロード

このようにトライフォートでは、モノづくりという視点から新しい技術や、通常の業務ではまだ使用していないツールでの研究開発を積極的に実施しています。今回はディビジョンとしての取り組みでしたが、有志で集まり研究開発ができる制度(Tech倶楽部)もあり、日々研究しています。

 今後も、こちらで色々ご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

Appliv様より2016年2月2日にレビューが掲載されました。

※掲載画像写真は開発中のものとなります。実際の画面とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

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