2018.08.28

【組織と技術 #1】「みんなで作り上げる”ものづくりの最後の砦”」- QAディビジョン

こんにちは、人事の大橋です。
過去の記事でも少し触れていますが、トライフォートでは、職種で分かれたディビジョンという組織と、プロジェクトごとの組織の2軸で組織を運営しています。

今回はものづくりにおける「縁の下の力持ち」ともいえる存在、「QA(Quality Assurance)ディビジョン」をご紹介します。QAディビジョンではどんな取り組みを行っているのか、QAディビジョンとCS(カスタマーサポート)ディビジョンを統括している三枝に話を聞きました。


 

品質管理統括 三枝
品質管理統括 三枝

ソフトウェア開発会社でのQA、個人事業主としてアプリ開発PMを経て、2016年トライフォートに入社。QAディビジョンのマネージャーとして、QA部隊の組織化に貢献する。2018年品質管理統括に就任。趣味はお酒。


 

–品質管理部門はどういう組織ですか?

三枝:品質管理はその名の通り、トライフォートで開発しているプロダクトの品質を一定以上に保つ役割を担っている組織です。
QAとCSの2つのディビジョンがありますが、QAディビジョンではプロジェクト自体の品質向上、CSディビジョンでは顧客満足度向上をそれぞれミッションとしています。

–QAディビジョンでは具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?

三枝:簡単にいうと、開発運営しているアプリのテストを行っています。
ゲームなのか非ゲームなのか、リリース前か運用中かによっても異なってきますが、1つのプロジェクトを2~5人のメンバーが担当していて、リーダー+メンバーの構成で作業を行い、PDCAをまわしています。
具体的には、仕様の確認、チェック項目作成、チェック項目のクロスチェックを行い、テスト実行、ダブルチェックの実施、といった流れです。
テスト内容は様々ですが、テキストや画像が仕様を満たしているか、想定した通りに動くか、不具合はないか、端末ごとの動作が問題ないか、コンプライアンスは問題ないか、などを細かく検証していきます。

QA02

–一番求められるものは「慎重さ」でしょうか?

三枝:そうですね、非常に多くのチェック項目が存在するので、ひとつひとつ慎重に確認する必要があります。ただ単純にチェックリストの項目をなぞって確認すればいいという話ではありません。
常によりよくしていくために「考える力」が求められます。

現在、不具合分析シートというものを使っているのですが、例えば不具合が発生した場合、どういうときに不具合がでるのか細かく記録し、何故起こったのか、ボトルネックは何か、根本的な原因は何かを、メンバー全員で話し合い、改善策を考えています。そして、改善策を考えるためには、プロジェクト全体の工程を理解している必要があります。
「考える力」を向上させるために、「探求心」や「知識力」等が必要になります。テスト手法に関する知識、関連する法律の知識、セキュリティに関する知識等、幅広い知識が必要となり、これを得るために幅広くアンテナを張り、自分のものにしていこうとする「探求心」が求められます。

アプリのクオリティの最終チェックを行う、プロジェクト内でも一番下流の工程になりますが、より良いモノを世に出すために必要な「ものづくりの最後の砦」です。

–その他にQAディビジョンのメンバーに求めていることはありますか?

三枝:作業者ではなく各個人がアウトプットに責任を持ち、常に考えながら仕事を組み立てていけるようになってほしいと思っています。
他のディビジョンやプロジェクト内のメンバーとの連携も非常に多いので、コミュニケーション力も求められます。
何か問題が発生した場合、企画やエンジニアリング、デザインの業務や各職種の連携の間に原因があり、QAだけが頑張ってもどうにもならならないこともある。
そんなときにリスクを改めて発信するのもQAの大事な仕事です。もちろん発信するだけではなく、問題提起した上で、改善策を提案することが重要になってきます。
過去に、施策の量が多すぎて、ひとつひとつ精度が低くなってしまい、さらにスケジュールも後ろ倒しになって、QAの確認時間もうまくとれなくなり、結果不具合が増えてしまったことがありましたが、今では全員の工数を確認し、スケジューリングをしっかり設定しています。
プランナーが企画を見直し、デザイナー、エンジニアも各業務を精査し、個々人がどのように全体品質を高められるかを考え、動くようになっています。
トライフォートの良いところは、みんなで品質を高めようという意識があるところ。「品質に関してはQAの仕事だろ」と丸投げすることはないし、協力体制があります。
そういった土壌があるので、どんどん周囲を巻き込んで調整していってほしいです。

–トライフォートのQAディビジョンに入って経験を積むと、将来的にどういう方向のキャリアを目指すことになるんでしょうか。

三枝:QAという組織は会社によって方針は様々で、完全に外部にデバック業務を委託し正社員を採用しない会社もありますが、トライフォートでは一部のデバッグメンバーを除き、基本は正社員で採用しています。
目指せるキャリアは大きく2つあって、1つはマネジメントポジション。全体を俯瞰して見ることができる人に向いています。調整能力、発信力があって、頭が柔らかく、何か起こったときも複数の選択肢を持てるタイプの方ですね。
もう1つはテスト分野のスペシャリスト、いわゆるQAという技術の専門家。職人タイプの方が向いていますが、テストという分野を深めていこうとすると、項目は万単位。その分の知識や経験や多角的視野も必要になってきますが、そこに特化するという道もあります。
いずれにしても作業者でなく、一段踏み込んだ業務を目指していただくことになります。

–メンバーのキャリアアップのために取り組んでいることや、今後取り組んでいきたいことはありますか?

三枝:昨年度の後半から取り入れたのですが、各メンバーのレベルアップと、テスト観点の標準化を目的としたグループワークを週1回実施しています。
テスト設計するためには、知識や多角的な視点を持つ必要があります。これは経験すれば身につくというものでもなく、実はなかなか難易度が高いのです。そこで、グループワークではテスト設計に必要な「テスト観点」について、意見を出し合っています。
詳しい内容は企業秘密ですが(笑)、「機能性」や「信頼性」などからアプローチする方法を研究し、ディスカッションしながら、テスト観点の標準化を進めています。
グループワークを始める前は、私が講師となって教える勉強会方式だったのですが、それだと「考える力」は身につかない。自分たちで話し合うほうが記憶にも残りやすいものです。

▼グループワークの様子

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–やり方を変えて、メンバーの反応はどうでしたか?

三枝:最初は発言がまばらでしたが、回を重ねるごとにみんな発言するようになりました。毎回4、5人の小規模グループで行うので、話さないといけないというのもありますが、話し合うことで「そういう考えもあるんだ」と気づきも出てきて、今では結構活気がある時間になっています。
頭の中の考えを言語化しアウトプットするには慣れやスキルも必要なので、発言するという能力も高まっていると思います。また、みんなで話し合ったことをさらに文章に落とし込みリスト化していく作業を行うので、まとめる力や表現力も身についてきています。
この取り組み自体がまだ始まって間もないですが、将来的に個人のレベルアップがQAディビジョン全体のレベルの底上げにつながっていくことを期待しています。

–ありがとうございます。最後に一言お願いします。

三枝:今後も日々研鑽し、「ものづくりの最後の砦」としての強度をさらに高めていきます。


 

インタビューの間、三枝から「全員で話し合う」「協力しあう」という言葉が出ることが多く、部署の連携の強さを非常に感じました。サービスに不具合が無いように支えてくれているQAディビジョンはとても頼もしい存在です。新しい取り組みも始まり「最後の砦」としてさらなる成長を遂げてくれることを期待しています。

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